2007年12月19日水曜日

旅165日目 ”アドベンチャーな日々”

トゥドゥンマという町は本当に治安が悪く(銃を持った警備員がちらほらw)
たまたまバスで出会った中年の男(アリーさん)のおかげで
なんとか夜11時ごろ宿探しに成功。

本当に夜、宿探しをしているときは怖かった。

僕(吉川)は、やすくんを満室と断られた宿に放置し、
アリーさんと護衛をしてくれた銃を持ったマッチョな黒人さんの
三人で夜の町を歩き回り、宿を探し回った。

道沿いで焚き火をしこちら睨んでくるイカツい若者、
近くのバーの外で警備員に銃をむけられている若者など、
辺りには凄まじい光景が広がっていた・・・・

本来通過するだけの予定だったので、予想外の展開にびびりまくる吉川。
なんせ100M移動するだけでタクシーをつかうんですから。
次はあの宿へ行こうとすぐ近くのホテルを指でさしたと思いきや、
そこまでまたタクシーで移動。
たぶん距離にして40Mぐらい。。。
宿が空いていると思いきや、アリーさんにやめとけと言われるし
(原因→寝ている間に強盗にやられる可能性があるとのこと)
結局少し割高だったが、なんとか安全な宿を確保してもらった。
感謝!!!

結局、翌日夕方出発のバスをこの町で待った。
本来なら国境を越えていたはずだったので、所持金も底をつき、
ぎりぎりのところでやりくりをした。

夕方私達は無事バスに乗り、次の目的地ルサカを目指して出発。
24時間の移動。
ルサカに着いたと思いきや、ATMでお金を引きおろし、
1日ぶりの食事をとり、観光もせずに次の目的地リビングストーンへむかった。
これまた10時間近い大移動。
リビングストーンに着いた時間はまたもや夜の11時。
結局3日間の大移動となり、かなり時間のロス。
疲れ果てていた私達は以前旅人からススメられた宿へ向うことに。
宿到着と思いきや、満室と告げられる。
さすがに夜中ということもあり、ストレスと疲労がピークまできていたためひつこく交渉。
いろいろ交渉した結果、なんとか込み合っているキャンプサイトにてテントをはらしてもらうことに成功!(アフリカにきてからコールマンのツーリングテント大活躍です)
とりあえずテントを張り、空腹を我慢しながらテントに入り、寝るロハス。


そして翌日 待ちに待ったザンビアのハイライト”ビクトリアフォールズ”へ訪れることに。
ここは本当に偉大な場所!
ザンビアとジンバブエの国境沿いに広がる滝。そこはまさに世界の半分!?と思わせる迫力ある滝。

近くで滝を眺めれば、滝の蒸気でびしょびしょになるロハス。
マイナスイオンだと喜びながらはしゃぎ、昨日の疲労を忘れ、偉大な滝に圧倒されるロハス。
しばらくすると現地の怪しいおじさんと出会い、滝の上に登らせてくれると言われ、迷わず着いていくロハス。
滝の上を散歩し、本当に崖の上からビクトリアリアフォールズを見下ろすロハス。
もちろん崖の上なので、一歩間違えば死。
何キロにも渡り崖の上を歩き周り、時より激流の中を越え、流されないよう必死になるロハス部隊。



でもポイントポイントで崖の下を見下ろした時のあのドキドキ感と、感動は言葉に出来ない経験でした。
ザンビア側からジンバブエ側まで歩き終え、気がつくと夕方の六時半。
帰り際に日が落ち、暗闇の中崖沿いを歩く私達。
足をすべらし、危険を感じながら崖沿いを歩くあの恐怖感は二度と味わいたくないもの。
足元にばかり気がとられていたせいか、崖の上を歩き終え、ザンビア側に到着した時
辺りを見渡すと、川沿いに数多くの蛍が飛ぶ光景は本当に自然アートそのものでした。

地元のおじさんの話によると、夜になるとこの崖沿いに数多くのカバが現れるとのこと。
暗くて見ることは出来なかったが、蛍の光に癒されながら、私達は宿へ戻ることに。

リビングストーンではその他にラフティングにも挑戦。
世界三大ランフティングの聖地といわれる場所の一つ”ザンベジ川”に挑むことに!
ここで地獄をみるロハスパッカーズ。決してナメてかかった訳ではありません。
ちゃんとインストラクターのレクチャーもうけ、挑んだつもりだったのですが、
ラフティング開始5分で最初の難関が待ち受けていた。

まず、最初の渦で船が90度傾き、上から落ちてきた人の膝蹴りをモロに喰らい、船から落とされる吉川。
ちなみにこちらが証拠写真↓


落とされた瞬間、6mほどあると思われる巨大な渦に巻き込まれ、30秒から1分ほど川の中で溺れかける。なんとか頭が川から出たと思いきや、また超巨大渦に巻き込まれる。
これを5回ぐらい味わい、激流の川に恐怖を覚えた吉川。
この後何回も船は転倒し、その度激流の中で溺れ、白竜(千と千尋)が助けにきてくれないかと祈る吉川。
結局、白竜は現れず、地獄を何回も見た一日でした。
本当に川のなかで時よりパニック状態になり、溺れそうになります。
ライフジャケットがなければ完全に死んでいました。



でも楽しかった。本当に冒険をしてる気分で、激流に挑む度
全力でパドルを漕ぎ、先の見えない激流へ立ち向かった時のテンションの高さ、
そして川を下っていると、岩部に見えるワニの姿を見て泣きそうになりながら船を漕ぐあの緊張間が
スリリングで、サバイバルゲームに挑んでいる気分でした。
ラフティングを無事終え、その夜はインストラクターの人たちとみんなで宿でバーベキュー。
久々のまともなご飯。
ありがたい限りです。
さまざまな国から来られたインストラクター達と語り、そして夜を満喫しその夜は寝ることに。

リビングストーンでの生活を大いに満喫し、
数日後私達は次の目的地ナミビアへむけて出発。
ナミビアの首都ウインドフークに到着し、バスを降りて最初に目にする光景はあまりにもショッキング。
なんと路上でブッシュマンを発見!!
ブッシュマン族の女性が道端でお皿を売っているではありませんか。
土で体を塗り、下半身以外は何も肌に身につけていないこの族の女性。
いや、さすがに高層ビルが立ち並ぶ町でこのような光景はあまりにショッキングでした。

さて、ナミビアでのハイライトといえば砂丘へ訪れたことではないでしょうか。
車を借り、予算削減のため現地で出会ったオーストラリア人のマイクと東京出身の学生パッカーけいじ氏と車をシェアし、
1995年製のボロボロカローラに乗り
世界最古最大の砂丘ナミビア砂漠へむけて出発。
何百キロにわたる一直線の道路をひたすら走り、首都ウィンドフークから約500km
離れたソススブレを目指した一同。
野生のアンテロップやインパラなどをカローラで撥ねそうになりながら、大自然アフリカの中に広がる一直線の道路をひたすら走った。
砂利道でタイヤのパンク、スピンなどいろいろな難関はあったが、夜11時になんとか目的地周辺に到着。


この夜はキャンプサイトにテントをはり、満天の
星空を眺めながら、寝袋に入り込んだ。
辺りには電気もなく何もないため、星空がとても美しく天の川をテントの中から見上げ、数え切れないほどの数の流れ星に願い事をしながら、
語りあい、時よりテントのすぐ外をうろつくジャッカルや他の野生動物に怯えながらこの夜は寝ることに。
そして翌朝4時起床。私達一同は朝日を見るためソススフレへむけてカローラで出発した。
ここの砂丘は今までにみたことのないスケールの大きさ。砂丘の高さは高いところで300mを越えるというのでこれまた驚きの連続。
砂丘に登り、野生動物や昆虫を探しながら、ここでも冒険。
ダチョウやインパラ、カラフルなトカゲや昆虫を発見する度に子供のように無邪気にはしゃぎ、誰もいない砂漠の中で
おかしいテンションになるロハス。
そして最後にソススフレの砂丘の頂上まで登り、何百キロにわたる砂漠を眺めながら、今までの旅を振り返りながらぼーっと
砂丘の上で寝転がるロハスパッカーズ吉川。



本当に神秘的な光景。例えるとするなら、パイレーツオブカリビアン、いやアラジンの世界、いやインディージョーンズ、いやハムナプトラ!??
なんせ、映画に出てきそうな壮大な砂漠でした。
このようにナミビアでは砂漠を満喫し、私達は本日アフリカの最終目的地である南アフリカのケープタウン入りに成功。
最後の国境越えはなんだか切なかったが、アフリカ最南端の町ケープタウンへ入るんだ、これで東アフリカ縦断を終えるんだと
いう小さな達成感を感じながら、この町にたどり着きました。
ここは本当に大都会!!久々に見る超巨大高層ビル。そして、エスカレーター。
ここはまさにアフリカではなく、ヨーロッパにいる気分。


元イギリス領ということもあり、独特のイギリス領アクセントに親近感を感じながら町を散歩。
昔住んでいたニュージーランドにそっくりで、町を散歩しながらよみがえるさまざまな記憶。
懐かしい食べ物(ファッジ→キャラメル味の砂糖のかたまり、チュリオ→真っ赤なソーセージ、etc..)を口にし、南半球特有の真夏のクリスマス
デコレーションの町を歩き回る。
面白いぐらい忘れていた幼少時代の記憶がどんどんよみがえってくる。
不思議なものです。

ここの町は本当に素敵です。
ちょっとネット回線が遅いため最近なかなかウェブサイトの更新が出来なかったけど、
日本に帰ってからいろいろアップしたいと思います!!
さて、明日は最後の観光!!
昔よく教科書で読んだ喜望峰へ行ってみたいと思います。
End of our journey,
with a start of a new life
うん、楽しみます!

2 件のコメント:

K-co さんのコメント...

砂漠で寝転がってる写真、ちょっとカッコイイやぁ~んw

lohaspackers さんのコメント...

ここの砂漠かっこいいでしょ!!
ちなみに寝転がって砂まみれなって大変でした。
軽く頭メッシュなってたからw