2007年11月22日木曜日

旅142日目 〝サファリ〟




アフリカ=サファリ

10月~11月初旬に
動物たちは南下して、
タンザニアのほうへ
移動しているということだったのですが、
サファリに行かずに、
ケニアは語れない!

ということで、
行ってきました!!
ケニア、マサイマラ国立保護区
+ ナクル湖国立公園サファリツアー!!

18日
8:00 出発
期待に胸躍らせながら、
車内ではしゃぐ。

12:00
車もパンクするほどの悪路。
皆、ぐったりし始める。

14:00
マサイマラ到着

15:00
マサイ族に囲まれながら、
昼食をとる。

15:30
サファリ開始!
しかし、運悪く雨が降り出す。
入ったとたんに、
シマウマやヌー、ガゼルが、
雨の中立ち尽くす姿が眼前に広がっていました。
これぞ、アフリカ!!

16:00
動物が南下した後の時期であったこと、
そして豪雨。
この二重の悪条件のためか、
ほとんど動物を発見できず・・・

17:00
もう日も暮れてきた・・
今日は肉食の大型動物は見られないかも・・・
というあきらめムードが漂っていたところ、
ガイドのジョセフがトランシーバーで
連絡を受け、ついに発見!!
肉をむさぼるジャッカル!
雌ライオンの群れ!!
ありがとう、ジョセフ!!
君は名ガイドだ!!
19日
7:00
朝食を取る。
コックさんも同行しているので、
飯は、いたってまともでした。

7:30
今日は一日、ゲームドライブ!
そして、昨日の雨が嘘のような晴天!!
今日は、期待出来る!という
イケイケムードが車内によみがえる。
国立公園の中をぐるっと一周です。

時間の関係上、昨日は行けなかった奥地へと
向かって行きました。
すると、次々と動物たちが
姿を現してくれました!

のっそ、のっそと私達の目の前を
横切っていく、
ごつい角をつけた黒い陰・・・
バッファロー発見!

食事の後なのか、木の陰で気持ちよさそうに、
昼寝している、巨大な猫・・・
ライオンの群れを発見!!
おそろしく長い首で、木の上の葉っぱを食べている奇妙な動物・・・
キリンを発見!!!
その奇妙な首、愛らしい目、美しい模様に
一同、車内から見入っていました。

全員が出会いを渇望していた動物との遭遇!
背の低い木々が立ち並ぶ中を、
数頭の巨大な影が、
長い鼻を器用に動かし水を飲みながら、
ゆっくりと移動していきました。
ゾウの親子を発見!!!!
7~9月のサファリツアー最盛期では、
人間の数が多すぎて、
なかなか姿を見ることが出来ないとの事。
少し、時期はずれでのツアー参加でしたが、
そのおかげで、野生のゾウを見ることが出来ました。

13:00
カバのいる川に到着。
皆、岸に大きな体を寄せ合って、
寝そべっていました。
川から鼻と目と耳だけを
出してこちらの様子をうかがっているやつもw
とても、のほほんとした雰囲気。
こんなカバですが、出産、子育ての時期は、
大変凶暴なんだそうです。

川のそばで昼食を取り、
午後からは、タンザニアとの国境沿いへと向かいました。

国立公園内には、
ケニアとタンザニアを分けるように、
大きな川が流れています。

その川を渡る橋の下で目にした光景に
私たちは息を呑みました。
岸に打ち上げられた、無数のヌーの死骸。
タンザニアへの大移動の時期、
川を渡る際に、溺れたり、流されたりした
ヌーが流されて最後に行き着く場所。
これだけの犠牲を払いながらも、
種全体の存続のために、
毎年毎年、大移動を繰り返すという
自然のプログラム。
無残に打ち上げられた亡骸が岸を多い尽くし、
腐乱臭が漂う状況の中で、
動物が生きようとする意志と
自然の無常さを感じました。

川を渡り、
タンザニア側へ渡ったとたんに、
草食動物の数が目に見えて、
増えてきました。

シマウマとヌーの
牧場のような光景w
遠くにある丘一面に
白と黒の点々が
黙々と草を食んでいました。

草食動物の群れを横目に見ながら、
チーターを探しました。

日が傾いてきたころ、
ガイドがチーター発見の無線を受け、
大急ぎでポイントへ。

背の高い草むらの中に
ひっそりと身を隠しながら、
身体を休めるチーターを発見!
草むらの中に寝そべっていたからなのか、
思っていたより、小さいなという印象。
しかし、その豪華な毛皮と細い身体に
丸く小さな頭が、とてもかわいらしかったです。

20日
6:30から出発して
肉食動物のハンティングの瞬間を
見に行きました。

2時間後・・・

肉食獣を一頭も見かけないまま、
ゲームドライブは終了。
マサイマラ国立保護区を去ることに
なりました。

自然を見に行くということは、
人間の思い通りにはならないもの。
それでも私たちは、運に恵まれ、
とても満足のいく3日間でした。

しかし、考えてみれば、
昨日見た肉食獣はみんな、
腹いっぱい食事を終えて
眠っていたような気がするので、
当分狩りしなくても良かったのかもw

帰ってきて、
食事を済ませ
10:00
車に乗り込み、
ツアー最終目的地
ナクル湖へと向かいました。

車に乗り込み
8時間

18:00
ナクル湖のすぐそばの
ホテルへとチェックイン

明日は、フラミンゴと白サイで
有名なナクル湖国立公園をゲームドライブです。

21日
7:00
4日ぶりのシャワーに
入り(出発前の入るのを忘れていたのでw)
さっぱりした体で
最終日のサファリへ向かいました。

湖の周りを森が覆い、
バブーンやベルベットモンキーといったサルから、
黒サイ、白サイ、
(黒サイは木の上の方の葉を食べ、白サイは地面に生える草を食べる。
白サイの方が大きい。)
さらに、ライオンやヒョウといった
肉食獣まで、
数多くの動物が木々の間に隠れていました。

森を抜け、
湖へ向かうと、
そこには一面に広がるピンクの帯が!!
その正体は、無数のフラミンゴ!
湖の西側の岸が桜の花びらを
散らしたかのように
鮮やかに彩られていました。

初めて動物園に行った子供のように
はしゃいだ4日間でしたw

360℃
全方向、どこまでも続く緑。
隣には人間には無関心に、
食事を続ける
動物園でしか見たことのない
動物たち。

こんな体験をすれば、
誰でも自然に対する
慈しみの心、興味が湧きあがってくるもの
だと思います。

と同時に、人間の生活によって、
雄大な自然が確実に壊されているのだなと
考えさせる光景も目の当たりにすることになります。

マサイ族の集落の周りに落ちていた、
多くのビニール袋。
ナクル湖の海岸で拾った、
ペットボトルやビニールサンダル。

自然豊かな地域にも、
確実に文明の産物は持ち込まれていく。

それらを処理するシステムの構築に
一国だけでなく、世界中が協力する必要性が。
また、商品を製造する企業に、
商品が使われた後、
どのようにすれば自然に負担をかけずに
処理できるのかという、
一歩踏み込んだ考え方が求められます。。。
ロハスの実現のため、個々の行動が重要なキーになってきています。



PS 明日から私たちは次の目的地タンザニアを目指して出発します。ケニア、タンザニア国境の町ナマンガでしばらく滞在予定です。小さな村らしいので、しばらく更新に時間がかかるかもしれません。
マサイ族とたわむれてきます。w

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